ダイエットに関する努力が無駄にならない一つの工夫
美容と自然免疫の健康食品ブランド「BE&NI」の開発責任者兼オーナーの中尾です。
ポッドキャストで配信中のエピソードのテキストバージョンです。
第3回のテーマは「ダイエットに関する努力が無駄にならない一つの工夫」
前回に引き続いて「おなかの脂肪みるみる落ちて素敵に筋肉がつく最高のやせ方大全」(文響社)、整形外科医でフィットネストレーナーの吉原潔さんの本と、私の今まで学んできているバイオ、細胞の話と合わせて、どういうことを取り組んでいくのかということをお話ししていきます。
「一つの工夫」それは何か。
寝る前に気をつけることです。
実は、近年の研究で寝ている間に、脂肪をため込む遺伝子が活性化するということが、わかっているそうなんです。
これは驚きですよね。
皆さんが寝ている間に、脂肪を溜めようとする遺伝子が、より頑張ってしまう。
この遺伝子はもちろん常時いるのですが、昼間は、簡単に言うと寝ているわけですね。
人が寝ると起きてくる、というような習性があるようです。
この遺伝子が、寝ている間に脂肪細胞に、どんどん体脂肪を溜めていきます。
これが俗に言う、「寝る前に高いカロリーのものを食べてはいけない」と言われる理由となっています。
皆さんの中にも、寝る前の食べ物を調整するだけで、ダイエットがうまくいったなど色々な実感された方もいると思います。
この点をもう少し、科学的な部分もふまえて、今日はさらに踏み込んでお伝えできればと思っています。
「私はやっているよ」と、「今やっているよ」という方は、是非そのまま継続してください。
そしてさらに正しい知識として認識することで、今まで以上に、寝ている間に、自分自身の脂肪が燃焼していると強くイメージが持てるようになるのではないかと思います。
実は、寝ている間、体の中にある脂質をエネルギーとして燃焼してくれる率が、運動をしている時よりも実は高いということがわかっています。
有酸素運動の時は、脂質をエネルギーにする確率が50%。
そして就寝時は、なんと70%と言われています。
ということは、この就寝を意識する、たった一つのこの工夫だけで、体脂肪が減ってくるイメージがわきませんか?
寝る前に、例えば糖分の多いアイスクリームなどを食べてしまった。こういったものが胃の中に残った状態で寝ると、どのような状態になるか。
要は、就寝中のエネルギーは、寝る前に食べたものから利用されます。本来は、内臓脂肪とかを燃やしてくれていたものが使われずに、一番新しいものを使って消費しようとする動きをするということになってしまいます。
そして、それだけではありません。冒頭に申し上げました、体脂肪を溜めこむ遺伝子が元気になっています。ということは、寝る前に食べたものがエネルギーとして利用しきれなかった場合、脂肪として蓄積されてしまうということなんですね。
これはもう、知ってしまうと、夜に甘いものや、高カロリーなものを、食べられないですよね。
しかし運動や断食など辛いダイエットをしなくても、今までに内臓脂肪だけなら、2週間でも、15%以上下がることもあるという結果がわかっているわけですから、今までの記事でお話ししてきた工夫をすることで短期間にお腹のポッコリが減るとか、皮下脂肪の量が変わらなくとも、内臓にある脂肪の量が減って、スリムになるということです。
今回のお話も、出版されている本で得た知識と、私自身が、細胞に働きかける健康食品ブランドを作る過程で、多くのことを学んだその知識、経験によって、お話をしています。
実際のエビデンス、研究成果等々に、基づいてお話しておりますが、データの取り扱い方や、捉え方は人によって変わる部分でもあると思います。
今日の話も、いいなというところだけでも使っていただければいいなと思います。
<今日のポイント>
・寝ている間に脂肪を溜め込む遺伝子が活発化する
・脂肪を燃焼する効率は寝ている間の方が運動中よりも高い
・寝ている前にカロリーや糖が多いものを食べてしまうと、そのエネルギーから利用されてしまうので、体に蓄積された脂肪をエネルギーとして利用できない。それだけではなく、食べたもののエネルギーを消費しきれないと残りはすぐ脂肪として蓄えられてしまう。
<今回紹介した本>
おなかの脂肪みるみる落ちて素敵に筋肉がつく最高のやせ方大全 吉原潔 著
https://www.amazon.co.jp/dp/B095P5RF4F/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_W3HFP9MFN9B3R9XVSNZ3
<ブログ執筆者の中尾が開発責任者 兼 オーナーを務める健康食品ブランドBE&NI(ベニ)>
<今、注目を集める天然アミノ酸5-ALAについても中尾が解説しています>
<今回の記事の音声バージョン>