「免疫が低いと肌に影響アリ」美容と免疫とバイオの話 第6回
美容と免疫とバイオの話
美容と自然免疫の健康食品ブランド「BE&NI」の開発責任者兼オーナーの中尾です。
ポッドキャストで配信中のエピソードのテキストバージョンです。
本日のテーマは「免疫が低いと肌に影響アリ」です。
本日もある本で得た知識や知見と、そして、私が持つ得意分野の細胞の話と掛け合わせて、今回のテーマをお話してまいります。
今回読んでいる本は、「眠れなくなるほど面白い免疫力の話」。イシハラクリニック副院長、石原新菜さん監修の本です。
コロナウイルス感染症の影響もあり、「免疫」をどう保つのか、どう高めるのかというのは、すごく大事なテーマになってきたと思います。
そしてこの「免疫」が、実は肌にも影響があるということです。
そもそも「免疫」ってなんなのでしょうか?
免疫は大きく2つあると言われています。一つは「自然免疫」、もう一つは、「後天的な獲得免疫」と言います。
免疫は、最初は皮膚や粘膜、涙や唾液、ここでもウィルスをキャッチして、そして皮膚の中でも抗体があればそこで退治をしてしまう。ということです。
もし仮に、皮膚や唾液や涙などを通過したウィルスがいても、体の中にある白血球が発見して食べてしまいます。ここまでが、自然免疫の動きです。
そして、この白血球も食べられなかったもの、残ってしまったウィルスがいると、病気になってしまうわけです。
そして今回、コロナウィルスは、まさにその状態になっているわけです。
かかってしまってから、抗体を体の中が作ろうとする。ただそれだと、時間がかかってしまって、体が弱い方だと、より重症化して、最悪、死に至ってしまうということですね。
そこで人は、「後天的な獲得免疫」という手法を生み出しています。それが「ワクチン」です。
弱いウィルスを体の中に入れることによって、「免疫」を作ってしまいます。免疫ができると、免疫細胞が生れて、そのウィルスが入ってきたときに、そのウイルスと抵抗する、戦う抗体を作って退治をしてくれます。
このことから、「免疫は、体を作る大事な仕組み」なんですね。少しはイメージできたでしょうか。伝わっていると嬉しいです。
そして、この「免疫」は、年を重ねるごとに、少なくなっていきます。弱くなっていきます。
もう一つ、ストレスもありますね。そして生活習慣の乱れ。ここからも免疫は下がっていきます。
この生活習慣の乱れにより、「免疫」が弱くなるといったら、社会人の方で、夜、友人や職場の方と、お食事とかによく行かれていた方は、このコロナ禍以降、実感したかもしれませんね。
私は実感をしました。
生活習慣が乱れづらくなったことで、風邪や体調不良を、非常に起こしづらくなったなと。
もちろん、「免疫」が低いと風邪にもかかりやすいですし、インフルエンザ等にもかかりやすくなりますので、そういった意味ではですね、やはり「免疫」を、どう自身の体内で安定化させていくか、というのも大事なテーマになってくると思います。
そしてこの「免疫」、風邪やインフルエンザだけではありません。生活習慣病やアルツハイマー病、あと胃潰瘍などですね。このあたりも、「免疫が弱いとかかりやすい」と言われているそうです。
そして、今回のテーマである「肌」です。
一番最初に答えを言っている部分でもあるのですが、実は肌も「免疫」として、外敵から身を守ってくれているんです。
そして、「免疫」が弱いとどうなるか。肌荒れを起こします。
肌荒れが起きるということは、もちろん肌に影響がありますよね。
なぜ肌荒れが起きるのか、様々な要因があります。
そのうちの一つが、「免疫」だと思ってください。
免疫が弱いというのは、どういった状態なのでしょうか。
一つ大きなのは、私の得意分野である、細胞の観点から言うと、細胞の中に、「ミトコンドリア」という微生物が、人にはたくさん住んでいます。一つの細胞の中に、「ミトコンドリア」という微生物は、数百から数千いると言われています。
この「ミトコンドリア」に元気がないと、お肌の潤いを保てなくなったりとか、そして、ウィルスから身を守ってくれるような免疫性のあるエネルギーを出すことが弱くなってしまったり、ということがわかっています。
このことからですね、細胞が弱まっていると、多くのところに影響が出てきます。その一つが「肌荒れ」なんですよね。
本来の細胞の形、皮膚の形であれば、ちゃんと守られているものが、それが弱いことによって肌荒れを起こすと。
化粧などによって肌荒れをする、ということも女性だとよくあるというのは聞いています。
様々な化粧品も多く進化していますので、肌荒れが起きづらいものも増えていると思いますが、そもそもの肌荒れの要因として、ご自身の「免疫」、これが崩れていないかをチェックすることによって、よりご自身の美容にも、影響があると思って、是非前向きに、「免疫」に対して気をつけていただければいいんじゃないかなと思います。
今回のお話も、出版されている本で得た知識と、私が細胞に働きかける健康食品ブランドを作る過程で、多くのことを学んだ知識や経験をもとにお話をさせて頂いております。
実際のエビデンスに基づいてお話はしておりますが、データの捉え方や活用方法は人それぞれです。ご自身の中で参考にしたいところを切り取ってもらえば良いと思います。
<今日のまとめ>
・免疫は「自然免疫」と「獲得免疫」がある
・免疫力は年齢を加齢だけではなく、ストレスや生活習慣の乱れでも低下する
・肌もウイルスなどの外敵から体内を守る役割があり、肌荒れしている状態は免疫力が弱まっている可能性がある
<今回紹介した本>
眠れなくなるほど面白い 図解 免疫力の話
石原 新菜 (監修)
https://www.amazon.co.jp/dp/4537218304/ref=cm_sw_r_tw_dp_GPPCHAZ8V734RK4MW85D
<ブログ執筆者の中尾が開発責任者 兼 オーナーを務める健康食品ブランドBE&NI(ベニ)>
<今、注目を集める天然アミノ酸5-ALAについての記事も書いております>
<今回の記事の音声バージョン>
https://beninakao.seesaa.net/article/482309686.html?1625574302