globalbeni’s blog

健康的な身体づくりを目指す『美容と免疫とバイオの話』

『新型コロナウイルスに効くという商品に注意!Part1』美容と免疫とバイオの話 番外編1

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美容と免疫とバイオの話

美容と自然免疫の健康食品ブランド「BE&NI」の開発責任者兼オーナーの中尾です。

ポッドキャストで配信中のエピソードのテキストバージョンです。

 

本日は番外編となっております。

いつもは本を用いて私の知識と共にお話をさせていただいておりますが、

 

実は先月 令和3年6月25日に

国の消費者庁の方から、ある公示がありました。

 

タイトルは長いので簡単に言いますと、

 

新型コロナウイルスに対する予防効果をうたう健康食品

それらの内容があまりにも行き過ぎているのではないか、

そういうものをチェックはじめますよということを

 

具体的に注意喚起した内容になっています。

 

一般消費者の方が間違った方に誤認しないように、

消費者庁の方がメッセージを出したということです。

 

このブログを読んでくださっている方は

免疫の話も大変興味があると思います。

 

実際さまざま自身の生活の中で気にされていること、

新たに購入される健康食品のこともあると思いますので

 

具体的にその商品名は挙げませんが、

その商品に使われているようなワードとその成分をお伝えしながら、

 

この成分は、いったいどういうところに対して

コロナに効くと言っているのか。

 

はたまた国は、なぜそれに対して注意をしているのかという点を

 

私も食品ブランドを作っている手前、

さまざまな知識知見がございますので

それを参考にしながら

お話していきたいと思います。

 

まずは消費者庁からのどのようなメッセージが出ているか。

それをご紹介します。

 

「今般の新型コロナウイルス感染症の拡大に乗じ、

インターネット広告において、新型コロナウイルスに対する予防効果を標ぼうする

健康食品に対し緊急的措置として、景品表示法(優良誤認表示) 及び健康増進法(食品の虚偽・誇大表示)の観点から表示の適正化について、改善要請を行うとともに SNSなどを通じて一般消費者などへの注意喚起を行いました」と

 

こちらが消費者庁の最初のメッセージとして書いてありました。

 

ではここから実際にどういったワードが

取り上げられてきたのか

 

というところをお伝えしたいなと思います。

 

まず1点目、実際にこれは

広告等で表示されていた言葉です

 

コロナウイルス感染症患者の死因となる重篤な急性呼吸器症候群

肺炎を治すための既存の有効な方法としてビタミンCの使用は臨床的にも実証”

 

もうひとつビタミンCの内容です。

 

“1日3gのビタミンCが新型コロナ予防に効果的”

 

このような表示がされていたということです。

 

簡単に言うとビタミンCがコロナウイルスに効果的なんだよと

 

予防に効果的なんだよ、ということをうたっています。

それに対して注意喚起してるということなんですよね。

 

確かにビタミンCは昔からよく聞く栄養素名だと思います。

 

ビタミンCを

一般社団法人 オーソモレキュラー栄養医学研究所

の記事から抜粋すると

 

ビタミンC自体は人間の体内で作ることができないんですよね。

 

犬とか牛は自分でビタミンCは作ることができますが、

人やサルやモルモットはビタミンCを自身では作れないので

健康のために食事からとる必要があります。

 

ビタミンC自体はとても不安定なもので、

保存とか調理とか加工することによって

食品中のものは、どんどんと失われていきます。

なので生で摂取することが多いレモンなどはそういった意味で

すごく良いですよね。

 

というのがよく言われていることだと思います

 

ビタミンCの働きの中に、

コラーゲンを作る作用や、抗酸化作用など

さまざまな効果があります。

 

それにより例えばビタミンCが失われると、

風邪などにかかりやすいであるとか

がんにもなりやすいというのが

 

一般社団法人 オーソモレキュラー栄養医学研究所

の表記にはございます。

 

逆に捉えると

 

ビタミンCを摂ることによって、免疫を高めることができる。

なので、ここからコロナにも予防にも効果的です

 

というのをおそらくメーカーは

紐付けていると思います。

 

確かにここまでのビタミンCという情報だけで

コロナと結びつけるのは誇大広告かもしれないですねと

 

今、現時点では

おそらくビタミンCとコロナを紐付けた、

研究結果等々は出ていないと思います。

 

そういった意味では、この点を一般消費者の方は騙されないように

といったメッセージはあながち間違ってないのかなというのは感じました。

 

続いて

ビタミンDでコロナ予防 ◯◯サプリがオススメ” という報告がありました。

 

ビタミンD こちらもよく聞きますけれども

先ほどと同じ、栄養医学研究所のページから言うと

 

ビタミンD自体は食事とあとは紫外線から

作ることができ、

最近では免疫力アップの効果もあるかもしれないという報告がされています。と

 

あるかもしれないという報告。

という部分でおそらくここから紐付けて

ビタミンDを摂ることによってコロナを予防ことで広告を出しているのだと思います。

 

確かにビタミンDの動きとしてカルシウムや

リンの吸収を促進してくれたり、

骨を作ってくれたりであるとか

あとは遺伝子の働きを調整する作用が

 

ビタミンDにはあります。

 

ビダミンDが不足すると

もちろん糖尿病や骨の軟化症ですかね

骨粗鬆症であったり、動脈硬化などを引き起こしたり

免疫力が低下すると言うことにつながります。

 

しかし、今ある情報だけだと

 

ビタミンDとコロナを結びつけるというのは、

誤認を招くと言うところで

消費者庁がチェックしているんだ、とイメージができるのではないかと思います。

 

少し長くなってしまうので、本日はここまでになります。

次回も他の広告例を出し解説をしていきたいと思います。

 

 

<ブログ執筆者の中尾が開発責任者 兼 オーナーを務める健康食品ブランドBE&NI(ベニ)>

be-ni.jp

 

<今、注目を集める天然アミノ酸5-ALAについての記事も書いております>

5ala-life.studio.site

 

<今回の記事の音声バージョン>

美容と免疫とバイオの話 番外編その1「新型コロナウイルスに効くという商品に注意!part1」: 美容と免疫とバイオの話