globalbeni’s blog

健康的な身体づくりを目指す『美容と免疫とバイオの話』

「お酒を飲むと免疫力が下がるって、本当?」美容と免疫とバイオの話 第10回

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美容と免疫とバイオの話

美容と自然免疫の健康食品ブランド「BE&NI」の開発責任者兼オーナーの中尾です。

 ポッドキャストで配信中のエピソードのテキストバージョンです。

 

本日のテーマは、「お酒を飲むと免疫力が下がるって、本当?」です。

 

本日もある本で得た知識や知見と、そして、私が持つ得意分野の細胞の話と掛け合わせて、今回のテーマをお話してまいります。

 

今回の本は「眠れなくなるほど面白い、免疫力の話」。イシハラクリニック副院長、石原新菜さん監修の本です。

 

「お酒は百薬の長」これはよく聞いたことがある言葉だと思います。

これをどのような捉え方をするのか、お酒が薬の百薬のトップなわけはないですね。

 

アルコール自体には、色々な害があるので、まさか「百薬の長」と、本当の意味で読んでいる方も信じていなかったと思います。

 

この言葉自体はですね、昔の中国で読まれた言葉だそうです。

 

中国の当時の皇帝がお酒をとにかくいっぱい売りたくて、、その税金を回収して、自分たちがいい暮らしをしたいというで、正直よこしまな思いから、「お酒というのは、百薬の長なんだ」という皇帝が直々に命を出したことによって、生まれた言葉と言われてます。

 

まずはお酒に関していい情報からお伝えすると、週数回の適量であれば、お酒は体にとって、リラックス効果もあるし、実は免疫力も上がると言われています。

 

これはお酒好きには朗報ですよね。嗜む程度なら良いということです。

 

ただ、アルコール自体は体にとって、必要のないものです。

 

ではなぜ、アルコールによって免疫力があがるのでしょうか?実は、アルコールを取り込むことで、体内で、尿を増やして、それを通してアルコールを出そうとする。

 

お酒を飲むとトイレが近くなる、と言いますよね。それは全くその通りで、体がそのような動きをしようとするときに、副交感神経が働くそうです。副交感神経が優位になると「βエンドルフィン」が発生して、「幸せホルモン」が出て、結果的に細胞が生き生きし免疫力が上がる。エネルギーが生み出しやすくなる。ということです。

 

なので週数回、適量であれば、免疫力も上がるし、体にとっては良いということはあります。

 

ただし、副交感神経が優位になっているのは飲み始めてから、1時間か2時間と言われています。

 

ここを超えてくると、交感神経に変わります。

 

交感神経に変わるとどうなるのか。シンプルに言うと体がずっと緊張している、ドキドキしている状態が続くということなんです。

 

こうなってくると違うところにエネルギーが使われ続けるので、緊張すると、体のどこかに常に負荷がかかりエネルギーを使い続けることになるので逆に免疫力が落ち始めます。

 

何となく、読んでいる方も経験あるのではないでしょうか?

飲みすぎた次の日に、体調を崩して、風邪をひいてしまったり。

やはり免疫力が低下しているんですね。本来であれば、免疫が通常通りであれば、跳ね返していたものも、受け入れてしまってですね、負けてしまって、病気になるということがある。

 

特に、お酒と肝臓、「休肝日」と言われるぐらいですから、肝臓がからんでいるわけですね。肝臓というのは、人の臓器の中で、一番大きな臓器です。

そこに多大な負担がかかるのが、お酒です。

 

ということは、お酒を飲めば飲むほど、肝臓はアルコールを分解しようとします。そこにエネルギーを使うわけです。甘いお酒だと、そこに「糖を分解する」という工程も入ってきますよね。そこでもエネルギーを使うわけです。

 

本来であれば、体内にある脂質とかですね、糖質とかを、エネルギーに変えて、どんどん体を元気にしてくれる細胞たちも、まずは体を守ることに力を使ってしまい、本来するはずだった、体を元気にするような動きができないです。

 

なかなか外でお酒も飲めない状況ですから、久しぶりに外で飲むお酒は、美味しかったりしますよね。ついつい、飲みすぎてしまうかもしれません。

 

その時に、免疫力は必ず下がっていることを覚えておいてください。今は、マスクをすることが当たり前になっていますので、口や鼻から吸い込むようなウイルスに関しては、非常に強くなっているとは思います。ですが、体のベースとして弱まっていることは、間違いありません。

 

まず飲む量、適量を意識すること。もしこの時期に、風邪をはじめ、病気になってしまったときはですね、やはり多くの方が心配されると思います。

 

そうなる前に、自分自身ができることとして、「飲み過ぎない」というシンプルなことですので、ぜひ気を付けて頂いて、自分の身を守ることが、周りの人の安全を守ることにも繋がっていくと思います。

 

ぜひお酒の飲み方に気を付けながら、免疫力を下げずに、毎日を過ごしていければいいですね。

 

今日のお話はここまでになります。今日お話した内容も、出版されている本で得た知識と、私が細胞に働きかける健康食品ブランドを作る過程で、得た知識を基に、トークをさせて頂きました。

 

実際のエビデンスや、研究成果に基づいてお話しておりますが、データの捉え方や活用方法については、人それぞれでございますので、参考になったところだけを切り取って聞いて頂ければ幸いです。お読みいただきありがとうございました。

 

<今回紹介した本>

眠れなくなるほど面白い 図解 免疫力の話

石原 新菜 (監修)

https://www.amazon.co.jp/dp/4537218304/ref=cm_sw_r_tw_dp_GPPCHAZ8V734RK4MW85D

 

<ブログ執筆者の中尾が開発責任者 兼 オーナーを務める健康食品ブランドBE&NI(ベニ)>

be-ni.jp

 

<今、注目を集める天然アミノ酸5-ALAについての記事も書いております>

5ala-life.studio.site

 

<今回の記事の音声バージョン>

美容と免疫とバイオの話 第10回 「お酒を飲むと、免疫力が下がるってほんと?」: 美容と免疫とバイオの話