globalbeni’s blog

健康的な身体づくりを目指す『美容と免疫とバイオの話』

「フルーツは健康という危険な認識」美容と免疫とバイオの話 第11回

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美容と免疫とバイオの話

美容と自然免疫の健康食品ブランド「BE&NI」の開発責任者兼オーナーの中尾です。

ポッドキャストで配信中のエピソードのテキストバージョンです。

 

本日のテーマは

「フルーツは健康という危険な認識」です

 

今回の話は「眠れなくなるほど面白い肝臓の話」

(栗原クリニック東京日本橋院長 栗原 毅監修)

 

こちらの本を読んで得た、私の知識とともに

お届けしたいと思います。

 

フルーツに対して悪いイメージを持っている人というのは

あまりいないと思います。

 

多くの日本人だけではなく海外の方も含めて

フルーツを好きな人は本当に多いですよね。

 

確かに缶詰に入っているシロップ漬けのフルーツに対して

健康というイメージは持たないと思いますが、

 

生のフルーツはやはり健康のために食べることも多く、

罪悪感を持って食べるという人はあまりいないと思います。

 

今回紹介している本で取り上げられていたのは

「肝臓」に与えるフルーツの影響です。

 

人間にはさまざまな臓器がありますが、

一番大きな臓器が、肝臓といわれています。

 

肝臓にはアルコールを分解したり、糖を分解するなど

さまざまな機能があります。

 

フルーツの中には果糖という糖が含まれており、

それを分解してくれるのも肝臓の役割です。

 

糖には主に3種類あると言われており、

それが

 

・単糖類

・二糖類

・多糖類

 

です。

 

単糖類は果糖やブドウ糖などが該当します。

 

二糖類は砂糖や牛乳に含まれる乳糖やショ糖などが該当します

 

多糖類は穀類やイモ類、ご飯やパンなどが該当します。

 

要は糖がひとつのものなのか

2つ重なっているものなのか

複数重なっているものなのか

 

それによって分類が変わっています。

 

肝臓の中で糖を分解するわけですから

一つの糖の方が当然分解は早く、

単糖類、二糖類 多糖類の順で吸収率のスピードは変わっていきます

 

 

その吸収の早い、単当類でも果糖とブドウ糖

に違いはあります。

 

糖化というプロセスでその違い大きく出てきます

 

糖化という現象は糖を摂り過ぎると

血管や皮膚のたんぱく質と余った糖が結合して

起きる現象のことです。

 

ものすごく近しいところでは

老化の原因の一つに繋がるといわれています。

皮膚のシワやたるみの原因の一つとも言われています

 

そしてこの果糖がブドウ糖よりも

実は10倍以上のスピードで糖化させていくのです。

 

ということは同じ単糖類でも

ブドウ糖よりも果糖の方が

どんどん糖化が起こりやすいということになります。

 

 

今回「フルーツは健康という危険な認識」というのが

タイトルにございましたが

 

今から4つのフルーツをあげます・

皆さんの中で糖質が多いだろうなと思うものを

順番に並べてみてください。

 

1.バナナ

2.リンゴ

3.みかん

4.桃

 

いかがでしょうか

もし100g食べるのであればどのフルーツが

一番糖質量が多いと思いますか?

 

 

 

並べてみましたか?

 

 

 

 

実は申し上げた順で糖質量が多いです。

 

バナナ←りんご←みかん←桃

が糖質量の多い順番になります。

 

100gあたり

バナナは約21g

りんごは約14gあります

みかんは約11g

糖度の高いイメージもある桃は

実は一番少なくて約9gです。

 

フルーツに含まれる果糖も吸収が早いので

例えば朝食と一緒に食べる。

 

そうすると、すぐに吸収されて

すぐにエネルギーとしても使われていくので

比較的、糖化のリスクは少ないわけです。

 

ただ夜にフルーツを食べると、

夜は基本的に体の活動量、使うエネルギー量も少ないですから

糖が余って糖化に繋がっていきます。

 

フルーツを食べる=体に害があるわけではありませんが、

食べる量やタイミングによって体に害となってしまうこともあります。

 

こういった知識を持った上で、

ぜひフルーツもおいしく

健康的に食べていただければと思います。

 

 

<今回紹介した本>

眠れなくなるほど面白い 図解 肝臓の話

栗原 毅 (監修)

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B08H53LQNY/ref=dbs_a_def_rwt_hsch_vapi_taft_p1_i3

 

<ブログ執筆者の中尾が開発責任者 兼 オーナーを務める健康食品ブランドBE&NI(ベニ)>

be-ni.jp

 

<今、注目を集める天然アミノ酸5-ALAについての記事も書いております>

5ala-life.studio.site

 

<今回の記事の音声バージョン>

美容と免疫とバイオの話 第11回 「フルーツは健康。という危険な認識」: 美容と免疫とバイオの話

「お酒を飲むと免疫力が下がるって、本当?」美容と免疫とバイオの話 第10回

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美容と免疫とバイオの話

美容と自然免疫の健康食品ブランド「BE&NI」の開発責任者兼オーナーの中尾です。

 ポッドキャストで配信中のエピソードのテキストバージョンです。

 

本日のテーマは、「お酒を飲むと免疫力が下がるって、本当?」です。

 

本日もある本で得た知識や知見と、そして、私が持つ得意分野の細胞の話と掛け合わせて、今回のテーマをお話してまいります。

 

今回の本は「眠れなくなるほど面白い、免疫力の話」。イシハラクリニック副院長、石原新菜さん監修の本です。

 

「お酒は百薬の長」これはよく聞いたことがある言葉だと思います。

これをどのような捉え方をするのか、お酒が薬の百薬のトップなわけはないですね。

 

アルコール自体には、色々な害があるので、まさか「百薬の長」と、本当の意味で読んでいる方も信じていなかったと思います。

 

この言葉自体はですね、昔の中国で読まれた言葉だそうです。

 

中国の当時の皇帝がお酒をとにかくいっぱい売りたくて、、その税金を回収して、自分たちがいい暮らしをしたいというで、正直よこしまな思いから、「お酒というのは、百薬の長なんだ」という皇帝が直々に命を出したことによって、生まれた言葉と言われてます。

 

まずはお酒に関していい情報からお伝えすると、週数回の適量であれば、お酒は体にとって、リラックス効果もあるし、実は免疫力も上がると言われています。

 

これはお酒好きには朗報ですよね。嗜む程度なら良いということです。

 

ただ、アルコール自体は体にとって、必要のないものです。

 

ではなぜ、アルコールによって免疫力があがるのでしょうか?実は、アルコールを取り込むことで、体内で、尿を増やして、それを通してアルコールを出そうとする。

 

お酒を飲むとトイレが近くなる、と言いますよね。それは全くその通りで、体がそのような動きをしようとするときに、副交感神経が働くそうです。副交感神経が優位になると「βエンドルフィン」が発生して、「幸せホルモン」が出て、結果的に細胞が生き生きし免疫力が上がる。エネルギーが生み出しやすくなる。ということです。

 

なので週数回、適量であれば、免疫力も上がるし、体にとっては良いということはあります。

 

ただし、副交感神経が優位になっているのは飲み始めてから、1時間か2時間と言われています。

 

ここを超えてくると、交感神経に変わります。

 

交感神経に変わるとどうなるのか。シンプルに言うと体がずっと緊張している、ドキドキしている状態が続くということなんです。

 

こうなってくると違うところにエネルギーが使われ続けるので、緊張すると、体のどこかに常に負荷がかかりエネルギーを使い続けることになるので逆に免疫力が落ち始めます。

 

何となく、読んでいる方も経験あるのではないでしょうか?

飲みすぎた次の日に、体調を崩して、風邪をひいてしまったり。

やはり免疫力が低下しているんですね。本来であれば、免疫が通常通りであれば、跳ね返していたものも、受け入れてしまってですね、負けてしまって、病気になるということがある。

 

特に、お酒と肝臓、「休肝日」と言われるぐらいですから、肝臓がからんでいるわけですね。肝臓というのは、人の臓器の中で、一番大きな臓器です。

そこに多大な負担がかかるのが、お酒です。

 

ということは、お酒を飲めば飲むほど、肝臓はアルコールを分解しようとします。そこにエネルギーを使うわけです。甘いお酒だと、そこに「糖を分解する」という工程も入ってきますよね。そこでもエネルギーを使うわけです。

 

本来であれば、体内にある脂質とかですね、糖質とかを、エネルギーに変えて、どんどん体を元気にしてくれる細胞たちも、まずは体を守ることに力を使ってしまい、本来するはずだった、体を元気にするような動きができないです。

 

なかなか外でお酒も飲めない状況ですから、久しぶりに外で飲むお酒は、美味しかったりしますよね。ついつい、飲みすぎてしまうかもしれません。

 

その時に、免疫力は必ず下がっていることを覚えておいてください。今は、マスクをすることが当たり前になっていますので、口や鼻から吸い込むようなウイルスに関しては、非常に強くなっているとは思います。ですが、体のベースとして弱まっていることは、間違いありません。

 

まず飲む量、適量を意識すること。もしこの時期に、風邪をはじめ、病気になってしまったときはですね、やはり多くの方が心配されると思います。

 

そうなる前に、自分自身ができることとして、「飲み過ぎない」というシンプルなことですので、ぜひ気を付けて頂いて、自分の身を守ることが、周りの人の安全を守ることにも繋がっていくと思います。

 

ぜひお酒の飲み方に気を付けながら、免疫力を下げずに、毎日を過ごしていければいいですね。

 

今日のお話はここまでになります。今日お話した内容も、出版されている本で得た知識と、私が細胞に働きかける健康食品ブランドを作る過程で、得た知識を基に、トークをさせて頂きました。

 

実際のエビデンスや、研究成果に基づいてお話しておりますが、データの捉え方や活用方法については、人それぞれでございますので、参考になったところだけを切り取って聞いて頂ければ幸いです。お読みいただきありがとうございました。

 

<今回紹介した本>

眠れなくなるほど面白い 図解 免疫力の話

石原 新菜 (監修)

https://www.amazon.co.jp/dp/4537218304/ref=cm_sw_r_tw_dp_GPPCHAZ8V734RK4MW85D

 

<ブログ執筆者の中尾が開発責任者 兼 オーナーを務める健康食品ブランドBE&NI(ベニ)>

be-ni.jp

 

<今、注目を集める天然アミノ酸5-ALAについての記事も書いております>

5ala-life.studio.site

 

<今回の記事の音声バージョン>

美容と免疫とバイオの話 第10回 「お酒を飲むと、免疫力が下がるってほんと?」: 美容と免疫とバイオの話

 

『新型コロナウイルスに効くという商品に注意!Part3』美容と免疫とバイオの話 番外編3

美容と免疫とバイオの話

美容と自然免疫の健康食品ブランド「BE&NI」の開発責任者兼オーナーの中尾です。

ポッドキャストで配信中のエピソードのテキストバージョンです。

 

本日は番外編となっております。

いつもは本を用いて私の知識と共にお話をさせていただいておりますが、

 

実は先月 令和3年6月25日に

国の消費者庁の方から、ある公示がありました。

 

新型コロナウイルスに対する予防効果をうたう健康食品

それらの内容があまりにも行き過ぎているのではないか、

そういうものをチェックはじめますよということを

 

具体的に注意喚起した内容になっています。

 

その内容について解説する第3弾

 

<前回の記事はこちら>

『新型コロナウイルスに効くという商品に注意!Part1』美容と免疫とバイオの話 番外編1 - globalbeni’s blog

 

 

パート1、2をまだご覧になられていない方は

ぜひパート1からご覧ください。

 

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新型コロナウイルスの増殖を抑制する5-ALA(5-アミノレブリン酸)

◯◯大学が5-ALA(5-アミノレブリン酸)による

新型コロナウイルス感染症原因のウイルスの増殖を

阻害するとの研究結果を発表”

 

この5-ALAというのは、何かというと一種のアミノ酸なんですよね

アミノ酸なんですけれども

 

実は今までなかなか世に出てこなかったアミノ酸なんです。

 

実は体の中にこの5-ALAというアミノ酸はすでにあります。

 

何か外部から直接作られたアミノ酸ではなく

人間の体にもありますし、植物にもあります

動物にも入っています。

 

さまざまな動植物に入っているアミノ酸なので

この5-ALA自体は厚生労働省も食品として認可するほどの

栄養価の高いものなのです。

 

これが今回、大学チームがこれを使うことによって

コロナウイルスの増殖を防げたと

 

要はこのアミノレブリン酸がしっかりある体の中においては

コロナウイルスが増殖しないという研究結果を出したんですね

 

ここから5-ALAを薬にしようということで国が主体となって

今、実は臨床試験が始まっています。

 

これはニュースにもなっていて、

ニュースの向こう側ではこの研究結果を発表した大学教授が

5-ALAというものがあるということを知らせていきたいということを言っています。

 

ただ、なぜこれを消費者庁が注意喚起しているかと言うと

 

柿渋と同じで、どれくらい取れば、どの人が増殖を予防するのか

抑制されるのかっていうものが、まだわからないのです。

 

柿渋と違うところは、

ポリフェノールは種類がたくさんあるけれど

5-ALA、このアミノレブリン酸は1種類なのです。

 

なので、これを取るということで何かしら効果はあるだろうと、

ただどれぐらいの量を摂ればいいのか

それは個人によって違います。

 

それがまだわからない状態で、

5-ALAを摂る=予防に効くというのは

誇大になりますよ。と言うことで

消費者庁は注意喚起をしているということになります。

 

5-ALAやアミノレブリン酸に関しては

論文にも掲載されていて新型コロナウイルスの増殖を

阻害しているということは、

世界の研究者がもうわかっていることです。

 

では、これを実際一般の方が

30代女性、40代女性、50代女性

それぞれの方が同じ分量で同じ効果が出るかというと

そういうものがわからない。

 

それはその方の生活環境にもよって変わる

それなので5-A L Aが効くというのは誤認した情報に繋がってしまう、

 

誇大な広告になってしまうので控えてくださいというところで

この5-ALAも注意喚起を受けています。

 

5-ALAという商品を販売するのはいい。

その研究成果も否定はもちろんしない。

けれども書くときに5-ALAとコロナを結びつけて書かないでね

ということの注意喚起がなされているようです。

 

次が最後になります。

 

"新型コロナウイルス、インフルエンザウイルス対策

月桃抽出液をおすすめです。"

 

月桃はこちら月の桃と書きます。

ご存知の方はいらっしゃいますか?

 

月桃自体は花、沖縄という情報も結構出てきましたので

沖縄に多くある花かもしれません。

 

これもさまざまな情報が出てきますが

シンプルに言うとこれもポリフェノールだそうです。

 

他の商品でお伝えしたようなポリフェノールの効果効能を得ることによって

コロナウイルスにも効きますよというようなお話につなげているようです。

 

なので、月桃=コロナにも効くというのは

誇大広告にあたりますよね。

少し表現としては行き過ぎているかもしれないので注意してくださいね。

ということだそうです。

 

いかがでしたでしょうか

 

まったく見たことがない広告も多かったかもしれませんが

これからも、コロナもそうですしインフルエンザや

次のパンデミックでもそうかもしれませんが

 

さまざまな栄養素が効きますよ、と言うのは多く出てくると思います。

 

必ずそれをそのまま鵜呑みにせず、

一歩引いた目で要はどういったことが起きて

なぜこのメーカーはこれで予防ができると言っているのかと

 

おそらく何かしら体の免疫が高まるような効果効能はあるです

あるから言っているのです。

 

まったく無いものを言っているというのは、

本当にただの詐欺メーカーになってしまうので

それは日本にはかなり少ないとは思います。

 

基本的に何かしら効果はあるんです

ただそれの量がものすごく少ないであるとか

どれぐらい食べないといけないかわからないであるとか

それらが重なってくるとその成分と何かを予防するというのを

つなげるとちょっと誇大表現ですねとなってきます。

 

ただ、商品自体が否定されているわけではなく、誤解を与えないようにすることが目的なので、その成分をとることによって自分自身が変われるきっかけになる場合はその商品を購入しても良いと思います。

 

その表現を鵜呑みにして、

これを食べているから大丈夫なんだと

思わないようにしてもらいたいなと思います。

 

基本的に日本で出ている食品などで

これを食べていれば万事すべての病気にかからないというものは

おそらくないはずです。

 

今は特にワクチンの接種も

日本全体、世界全体で進めている中ですので

 

その中において、こういう表現をしてくる

 

メーカーや広告があるかもしれません。

 

それが実は消費者庁が注意喚起を出しているんだという

知識は持っていただいた上で

ぜひ参考にしてもらえればなと思います。

 

今回は番外編として

 

消費者庁が公示した資料をもとにお伝えいたしました。

 

次回からはまた、健康や美容などについての情報をお伝えしていきたいと思います。

 

 

<ブログ執筆者の中尾が開発責任者 兼 オーナーを務める健康食品ブランドBE&NI(ベニ)>

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<今、注目を集める天然アミノ酸5-ALAについての記事も書いております>

5ala-life.studio.site

 

 

<今回の記事の音声バージョン>

美容と免疫とバイオの話 番外編その3「新型コロナウイルスに効くという商品に注意!part3」: 美容と免疫とバイオの話

 

 

消費者庁が公示した内容>

新型コロナウイルスに対する予防効果を標ぼうする健康食品の表示に関する改善要請及び一般消費者等への注意喚起について | 消費者庁

『新型コロナウイルスに効くという商品に注意!Part2』美容と免疫とバイオの話 番外編2

美容と免疫とバイオの話

美容と自然免疫の健康食品ブランド「BE&NI」の開発責任者兼オーナーの中尾です。

ポッドキャストで配信中のエピソードのテキストバージョンです。

 

本日は番外編となっております。

いつもは本を用いて私の知識と共にお話をさせていただいておりますが、

 

実は先月 令和3年6月25日に

国の消費者庁の方から、ある公示がありました。

 

新型コロナウイルスに対する予防効果をうたう健康食品

それらの内容があまりにも行き過ぎているのではないか、

そういうものをチェックはじめますよということを

 

具体的に注意喚起した内容になっています。

 

その内容について解説する第2弾

 

<前回の記事はこちら>

『新型コロナウイルスに効くという商品に注意!Part1』美容と免疫とバイオの話 番外編1 - globalbeni’s blog

 

パート1をまだご覧になられていない方は

ぜひパート1からご覧ください。

 

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"柿渋含有において新型コロナウイルス不活化を実証"

 

もうひとついきます

 

"柿渋でコロナ無害化 ◯◯大学が発表"

 

もうひとつ

 

"柿タンニン×茶カテキンの抗ウイルス力に着目

実験で柿タンニンと茶カテキン

それぞれ新型コロナウイルスを不活性化する効果を確認"

 

ではこの柿渋、柿タンニンこれは一体何なのか

という部分が気になりますよね。

 

主成分は何なのでしょうか、柿タンニンの主成分として書かれているのは

ポリフェノールだそうです。

 

ポリフェノールもたくさん種類があるそうなんですよね

単純にポリフェノールだけで情報を見ていきますと 

活性酸素を取り除いてくれるというのが 

ポリフェノールのひとつの大きな作用のようです。

 

活性酸素、よく出てくる言葉ですね。

 

要は、過酸化脂質。

活性酸素があると、体内の脂質が酸化する

そして過酸化脂質という物質に変わる。

 

この過酸化脂質というものが、 

どういうものかがわかれば、

活性酸素がなぜ取り除かなければならないかがわかります。

 

では、過酸化脂質というのは何かというと、 

体の中にある、細胞を覆っている脂肪酸があるそうなんですけれども

 

その脂肪の膜が、活性化酸素と結びつくことによって体の中でドロドロした状態になる。

 

ドロドロになった食用油をイメージしてもらうといいかなと、

思うんですけれども

 

一度ドロドロになった油って

なかなか洗っても取れなかったりとか、 

もうずっとヌメヌメしていたりとか、

あのようなことが、体の中で起きるんです。

 

食べても美味しいような脂肪 

そういったものではなく、

あたかも胃の中に入れると、もたれそうな

ドロドロな食用油が、体中にできてしまう。

 

それを作ってしまう原因が、活性酸素なんです。

 

一度このドロドロになってしまって、

過酸化脂質に変わってしまった体では、 

やはりいろいろな病気が出てきますよね。

 

動脈硬化ありそうですよね。

その原因になったりとか

 

さまざまな悪影響を与えていきます。

 

これを防いでくれるというのが

取り除いてくれるのが活性酸素です。

 

あくまでも活性酸素を取り除いてくれるのが

ポリフェノールということです。

 

なので抗酸化作用があるということなんですけれど 

これも同じく過酸化脂質とよばれる物質に変わることで、

免疫機能の低下とか老化が起きると言われていますので、

 

ポリフェノールをしっかり摂ることによって

実際に新型コロナウイルスにどこまで効いたのかという点、

この点が大学チームが発表したということなのですが、

 

この実験自体は成功していたと思います。

では、実際にすべての柿渋がいいのか、柿タンニンがいいのか

同じポリフェノールが入っているのか、

そしてそれは どれぐらい取らなければいけないのか

 

そういった点をいろいろ考えていくと、

すべての柿渋でコロナに有効かと言われると

それはわからないですよね。

 

一般消費者、購入する側からすると

柿渋に免疫効果があります。抗酸化作用もあります。

 

これをどれだけ摂ればコロナに効くのですかという、

明記がないとこれはコロナ予防とは言えないわけです。

 

それをメーカー側もわかっているはずですが、 

コロナというワードを使うことによってその効果効能を

誇大に表現してるんじゃないか。

というような指摘ですね

 

消費者庁自体も別に研究成果を否定しているわけではない。

 

柿渋自体も否定しているわけではない。

 

ただこれが、どれだけコロナに効くのかという点がわかると

もうそれは薬の領域になってくるので

そこまでではないですよね、と。

 

その中において、この言葉の使い方はどうなのだというところを

注意しているというところが見てとれます。

 

続いて

 

"コロナ対策に!チャーガ茶 

世界的な研究施設が

「新型コロナに効く」と認めたキノコ"

 

"コロナに負けるな!チャーガ茶で免疫力UP"

 

もうひとつ

 

"新型コロナウイルスを予防する

効果的な対策はチャーガ茶を飲むだけ"

 

もうひとつ

 

"チャーガ茶コロナに負けない抗酸化作用で免疫アップ 

アガリクスの23倍の抗酸化作用"

 

チャーガ茶、結構多くあったんですね。

 

チャーガ茶ってご存知の方はいらっしゃいますか?

 

僕もこちらの消費者庁の公示を見て初めて知ることができました。

 

チャーガ茶というのは何かというと

一言で言うとキノコです。

 

ロシア語のようですね、 

和名はカバノアナタケと言うそうです。

 

シラカバの木に寄生して最後はシラカバの栄養素をすべて吸い取ってしまう。

そのようなキノコのようで、キシリトールの原料としても有名だということです。

 

実際に何かというと、これも効果効能といえば酸化と糖化を防ぐ

抗酸化な酵素という部分だそうです。

 

簡単に言うと、キノコを通じて酵素を食べてるんですね。

 

体の酸化とか糖化。 

糖化も、どんどん糖が固まることによって

先程の脂肪の話と同じですね

 

そういったものが重なってくると、 

体の中に悪影響がありますよと。

 

それで健康維持が難しくなったりとか、

老化が進行したりとか、

血管がそれで収縮すると心筋梗塞があったりとかですね、 

脳梗塞がありますよ、という話です。

 

結果的に酸化と糖化を防ぐので、

免疫能力が高まりますよなどと、 

そういったことがチャーガ茶の中には書かれています。

 

風邪やインフルエンザに強い体づくりとか書いてあります。

 

おそらく酸化と糖化を防ぐ力が持つ効果効能なんでしょう。

 

これも逆に誰もが飲んで効果があるのか、 

どれぐらい飲むのか抗酸化酵素アガリクスの23倍

野菜ジュースの175倍、ほうれん草の250倍というような表記があるんですが、 

 

チャーガ茶30パックのある商品ページを見ながらこれを書いていますが

これが1杯どれぐらいの分量で淹れたときに

どのくらいの栄養素が摂れるのか一切書かれていないんですよね。

 

先程の柿渋に関しては 大学チームが研究して

コロナを防いでいるよと言う部分があった。

 

それは、ただポリフェノールも種類がたくさんあるし

柿渋自体も種類がたくさんある。

 

その中で、すべての商品がコロナに効くのかというと

まだそこの証拠ってわかっていないので、

 

それをコロナに効くというのは難しいというのが消費者庁の判断でした。

 

チャーガ茶に関してはコロナに関する 

研究結果等々もまだ出ておりません。

 

おそらくされていない可能性も高いです。

 

酸化を防ぐ、糖化を防ぐという中で

免疫が上がる=コロナの予防に効くんだと

 書いてあるということで

 

どこの広告会社が仕掛けたのかわからないですが、

 

コロナを予防する効果的な対策はチャーガ茶を飲むだけとか、 

かなり誇大な表現をされているなという印象を受けます。

 

またチャーガ茶自体も、コロナと結びつけた何か論文等々があるわけではないと言う

観点でいくと、チャーガ茶自体を否定するわけではなく 

これとコロナを結びつけるというのは、かなり誤認される状況かなと思います。

 

パート2はここまでとなります。

 

皆さんいかがでしたでしょうか?

次回パート3が最後となります

どうぞお楽しみください。

 

<ブログ執筆者の中尾が開発責任者 兼 オーナーを務める健康食品ブランドBE&NI(ベニ)>

be-ni.jp

 

<今、注目を集める天然アミノ酸5-ALAについての記事も書いております>

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<今回の記事の音声バージョン>

美容と免疫とバイオの話 番外編その2「新型コロナウイルスに効くという商品に注意!part2」: 美容と免疫とバイオの話

 

『新型コロナウイルスに効くという商品に注意!Part1』美容と免疫とバイオの話 番外編1

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美容と免疫とバイオの話

美容と自然免疫の健康食品ブランド「BE&NI」の開発責任者兼オーナーの中尾です。

ポッドキャストで配信中のエピソードのテキストバージョンです。

 

本日は番外編となっております。

いつもは本を用いて私の知識と共にお話をさせていただいておりますが、

 

実は先月 令和3年6月25日に

国の消費者庁の方から、ある公示がありました。

 

タイトルは長いので簡単に言いますと、

 

新型コロナウイルスに対する予防効果をうたう健康食品

それらの内容があまりにも行き過ぎているのではないか、

そういうものをチェックはじめますよということを

 

具体的に注意喚起した内容になっています。

 

一般消費者の方が間違った方に誤認しないように、

消費者庁の方がメッセージを出したということです。

 

このブログを読んでくださっている方は

免疫の話も大変興味があると思います。

 

実際さまざま自身の生活の中で気にされていること、

新たに購入される健康食品のこともあると思いますので

 

具体的にその商品名は挙げませんが、

その商品に使われているようなワードとその成分をお伝えしながら、

 

この成分は、いったいどういうところに対して

コロナに効くと言っているのか。

 

はたまた国は、なぜそれに対して注意をしているのかという点を

 

私も食品ブランドを作っている手前、

さまざまな知識知見がございますので

それを参考にしながら

お話していきたいと思います。

 

まずは消費者庁からのどのようなメッセージが出ているか。

それをご紹介します。

 

「今般の新型コロナウイルス感染症の拡大に乗じ、

インターネット広告において、新型コロナウイルスに対する予防効果を標ぼうする

健康食品に対し緊急的措置として、景品表示法(優良誤認表示) 及び健康増進法(食品の虚偽・誇大表示)の観点から表示の適正化について、改善要請を行うとともに SNSなどを通じて一般消費者などへの注意喚起を行いました」と

 

こちらが消費者庁の最初のメッセージとして書いてありました。

 

ではここから実際にどういったワードが

取り上げられてきたのか

 

というところをお伝えしたいなと思います。

 

まず1点目、実際にこれは

広告等で表示されていた言葉です

 

コロナウイルス感染症患者の死因となる重篤な急性呼吸器症候群

肺炎を治すための既存の有効な方法としてビタミンCの使用は臨床的にも実証”

 

もうひとつビタミンCの内容です。

 

“1日3gのビタミンCが新型コロナ予防に効果的”

 

このような表示がされていたということです。

 

簡単に言うとビタミンCがコロナウイルスに効果的なんだよと

 

予防に効果的なんだよ、ということをうたっています。

それに対して注意喚起してるということなんですよね。

 

確かにビタミンCは昔からよく聞く栄養素名だと思います。

 

ビタミンCを

一般社団法人 オーソモレキュラー栄養医学研究所

の記事から抜粋すると

 

ビタミンC自体は人間の体内で作ることができないんですよね。

 

犬とか牛は自分でビタミンCは作ることができますが、

人やサルやモルモットはビタミンCを自身では作れないので

健康のために食事からとる必要があります。

 

ビタミンC自体はとても不安定なもので、

保存とか調理とか加工することによって

食品中のものは、どんどんと失われていきます。

なので生で摂取することが多いレモンなどはそういった意味で

すごく良いですよね。

 

というのがよく言われていることだと思います

 

ビタミンCの働きの中に、

コラーゲンを作る作用や、抗酸化作用など

さまざまな効果があります。

 

それにより例えばビタミンCが失われると、

風邪などにかかりやすいであるとか

がんにもなりやすいというのが

 

一般社団法人 オーソモレキュラー栄養医学研究所

の表記にはございます。

 

逆に捉えると

 

ビタミンCを摂ることによって、免疫を高めることができる。

なので、ここからコロナにも予防にも効果的です

 

というのをおそらくメーカーは

紐付けていると思います。

 

確かにここまでのビタミンCという情報だけで

コロナと結びつけるのは誇大広告かもしれないですねと

 

今、現時点では

おそらくビタミンCとコロナを紐付けた、

研究結果等々は出ていないと思います。

 

そういった意味では、この点を一般消費者の方は騙されないように

といったメッセージはあながち間違ってないのかなというのは感じました。

 

続いて

ビタミンDでコロナ予防 ◯◯サプリがオススメ” という報告がありました。

 

ビタミンD こちらもよく聞きますけれども

先ほどと同じ、栄養医学研究所のページから言うと

 

ビタミンD自体は食事とあとは紫外線から

作ることができ、

最近では免疫力アップの効果もあるかもしれないという報告がされています。と

 

あるかもしれないという報告。

という部分でおそらくここから紐付けて

ビタミンDを摂ることによってコロナを予防ことで広告を出しているのだと思います。

 

確かにビタミンDの動きとしてカルシウムや

リンの吸収を促進してくれたり、

骨を作ってくれたりであるとか

あとは遺伝子の働きを調整する作用が

 

ビタミンDにはあります。

 

ビダミンDが不足すると

もちろん糖尿病や骨の軟化症ですかね

骨粗鬆症であったり、動脈硬化などを引き起こしたり

免疫力が低下すると言うことにつながります。

 

しかし、今ある情報だけだと

 

ビタミンDとコロナを結びつけるというのは、

誤認を招くと言うところで

消費者庁がチェックしているんだ、とイメージができるのではないかと思います。

 

少し長くなってしまうので、本日はここまでになります。

次回も他の広告例を出し解説をしていきたいと思います。

 

 

<ブログ執筆者の中尾が開発責任者 兼 オーナーを務める健康食品ブランドBE&NI(ベニ)>

be-ni.jp

 

<今、注目を集める天然アミノ酸5-ALAについての記事も書いております>

5ala-life.studio.site

 

<今回の記事の音声バージョン>

美容と免疫とバイオの話 番外編その1「新型コロナウイルスに効くという商品に注意!part1」: 美容と免疫とバイオの話

 

「涙を流せる方におすすめ、涙活で免疫アップ」美容と免疫とバイオの話 第9回

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美容と免疫とバイオの話

美容と自然免疫の健康食品ブランド「BE&NI」の開発責任者兼オーナーの中尾です。

 ポッドキャストで配信中のエピソードのテキストバージョンです。

 

本日のテーマは「涙を流せる方におすすめ、涙活で免疫アップ」です。

 

本日もある本で得た知識や知見と、そして、私が持つ得意分野の細胞の話と掛け合わせて、今回のテーマをお話してまいります。

 

今回読んでいる本は、「眠れなくなるほど面白い免疫力の話」。イシハラクリニック副院長、石原新菜さん監修の本です。

 

皆さん、「涙活」という言葉は聞いたことがありますでしょうか。「婚活」という言葉もよく聞くようになりましたし、「何々」に「活」を付けることによって、「その活動をしているんだよ」というのを一言で知らせる、というものが昨今流行っています。

 

その中に「涙活」というものもあるそうです。

 

僕自身は、こちらの本を読んで初めて知った言葉ですので、どこまで世間的に流行っているのかという点は把握しきれていないんですが、もしご存じない方がいらっしゃれば、今回覚えてもらえればなと思います。

 

簡単に言うと、「涙を流して、ストレスを解消すること」、こちらを「涙活」というそうです。

 

社会生活をするにおいて、ストレスは溜まりがち。

なかなか自分自身を素直に表現できない日々が続いたりすることで、どんどんストレスが溜まっていきます。

 

そのストレスを能動的に涙を流すことで解消していく、というのが「涙活」です。

 

運動が好きな方は、運動することによって、ストレス解消することもあるでしょうし、お笑いライブなどを見て、大いに笑うことで、ストレス解消する方もいると思います。

 

「涙活」の場合は、感動の涙など、とにかく思いっきり泣いて、自分自身の感情を解き放つ。

この感情の高まりで流す涙にですね、免疫アップの秘密があるそうです。

 

「副交感神経」、聞いたことはありますか。

 

交感神経と副交感神経。

この話をするときは、どちらも出てくることがほとんですが、涙を流すことで副交感神経が優位にすることができるとこの本では言っています。

 

副交感神経が優位になることで、涙を流した後にですね、「幸せホルモン」である「βエンドルフィン」というものが体内の中で増えます。

 

このβエンドルフィンがストレスを和らげて、免疫力を高めてくれるということです。

 

皆さんモルヒネは聞いたことはありますか?

よく、ドラマや映画などで、病気の患者の痛みを抑える時に使われたりします。

そのモルヒネの約6倍の鎮痛効果がβエンドルフィンにはあるということです。

 

では、「ストレスが和らぐことによって、免疫力が上がるというのは、どういうことでしょうか?

 

体内の細胞にはミトコンドリアという微生物が生息しており、そこで様々な体を動かすエネルギーを生み出しています。

しかし、生活習慣が乱れることで、細胞の動き、この中のミトコンドリアの動きも悪くなるということがわかっています。

 

生活習慣の乱れが改善することによって、ミトコンドリアの活動量、細胞の活動量が上がる。

それにより生み出されるエネルギーが増えることで免疫力アップに繋がります。

 

「涙を流すと、免疫が上がる」、結論だけ言うとそういうことになりますが、その中で起きていることは自分の意思で泣きたいものを見て、そして涙を流すことで、「幸せホルモン」が出ます。それによりストレスが和らぎ、副交感神経が高まることで自分の中での乱れが収まり、そして、細胞が通常通り元気になってエネルギーを生み出す量が増える。

それにより体が元気になる、結果的に免疫力が上がる、という流れになっています。

 

泣ける映画や感動できるTV番組を見て、泣くことによって、ストレス大いに解消して免疫アップをしてみてはいかがでしょうか?

 

 

<今回紹介した本>

眠れなくなるほど面白い 図解 免疫力の話

石原 新菜 (監修)

https://www.amazon.co.jp/dp/4537218304/ref=cm_sw_r_tw_dp_GPPCHAZ8V734RK4MW85D

 

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<今回の記事の音声バージョン>

美容と免疫とバイオの話 第9回 「涙を流せる方におすすめ、涙活で免疫アップ」: 美容と免疫とバイオの話

「自宅ですぐできる、免疫力アップの方法5選」(後編)美容と免疫とバイオの話 第8回

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美容と免疫とバイオの話

美容と自然免疫の健康食品ブランド「BE&NI」の開発責任者兼オーナーの中尾です。

 ポッドキャストで配信中のエピソードのテキストバージョンです。

 

本日のテーマは「自宅ですぐできる、免疫力アップの方法5選」の後編です。

 

<前編はこちらから>

globalbeni.hatenablog.com

 

本日もある本で得た知識や知見と、そして、私が持つ得意分野の細胞の話と掛け合わせて、今回のテーマをお話してまいります。

 

今回読んでいる本は、「眠れなくなるほど面白い免疫力の話」。イシハラクリニック副院長、石原新菜さん監修の本です。

 

 

前編を簡単に振り返りますと、一点目が、「ダラダラ過ごす」という、一部の方には、最高の結果がまいりました。ダラダラ過ごすだけで、免疫力が上がる、ということでした。

 

そして、もう一点目が、「空腹状態にする」。お腹をとことんすかすことで、免疫力が上がる、というお話もしました。

 

そして三点目です。「40度のお湯に10分浸かる」です。この「10分」というところがポイントかもしれませんね。42度以上だと、身体に対する負担が大きいというお話、様々なテレビとかで見たことがあるかもしれません。「半身浴」と呼ばれるものも、もちろんそうですよね。

 

副交感神経、リラックスできる状態をお風呂で作ることによって、免疫力が上がるということがわかっているそうです。

 

でも、あまり長く入りすぎると、またそれもリラックスができていない状態に変わります。

個人差がある部分ですが、10分から15分のところで切り上げて、リラックスできている状態であるというのが、免疫力アップにも非常にいいということです。

 

夏場だからと言ってシャワーで済ませず、お風呂に浸かることが大切です。しょうが風呂や塩風呂なども、効果的だということです。

 

しょうが風呂は、肌が弱い方にはあまりお勧めできませんが、非常に発汗作用が高まりますし、気持ちがいいので入るのは良いです。

しょうが風呂の場合、入った後は必ず体を洗い流しましょう。塩風呂の方は、そのまま洗い流さずとも、上がって大丈夫というのがあるそうです。

 

是非、お風呂好きな方は試してみてください。

 

 

続いて、四点目「7時間寝る」です。

 

睡眠に関してはショートスリーパーの本が出るぐらい、「短い睡眠でも大丈夫」というような本も少しずつ昨今増えてきているかなと思います。

 

しかし、カリフォルニア大学のサンフランシスコ校の研究によると、「7時間以上寝てる人に比べて、6時間未満の方は、風邪をひく割合は4.2倍高い」というデータがとれているそうです。

 

体調崩しやすいということですね。

 

体調崩すということは、免疫が弱くなっているということです。

 

一応この本には、6時間、難しければ、最低でも4.5時間は寝ましょう、と書いてあります。

 

ですので、2時間、3時間っていうのは、やはり短すぎます。

 

6時間ジャストであれば、比較的問題はないですが7時間なるべく寝るようにしてください。

 

また、同じ寝るということに関しての「寝だめ」。

 

寝だめは、生活習慣が乱れる原因の一つとなりますので、免疫力の低下に繋がますのでお勧めできないそうです。

 

 

最後五点目、「しょうが紅茶を飲む」

 

最近の研究で、しょうがの中にある辛味成分「ジンゲロール」というそうですけれども、こちらの作用によって、末梢の血管が拡張することで、血流がよくなる、基礎代謝が上がって、体温も上がるということがわかっています。

 

しょうがを日常生活に取り入れる方法で比較的かんたんなのが、しょうが紅茶を飲む。

 

紅茶に関しては、ティーバッグの紅茶でも問題ないので、しょうがのおろし汁を小さじ1杯から2杯程度、紅茶の中に入れて、そこに、黒砂糖とはちみつなどで、少し甘さを足しながら飲むとで、非常に免疫力アップに繋がりますよということにです。

 

飲むタイミングは、朝食の前後や、昼食や、夕食の後ですかね。そしてあとは、お風呂の前とかにもいいそうです。

 

いかがでしたでしょうか。「自宅でもすぐできる、免疫力アップ5選」ということで、まとめると、「ダラダラ過ごす」、そして「空腹状態にする」「40度のお湯に10分浸かる」「7時間寝る」「しょうが紅茶を飲む」という5選でございました。

 

この中には、すぐに実践できるものもあるのではないでしょうか。

 

是非ですね、気になるところがあれば、今の生活に取りこんで頂いて免疫アップをしていきましょう。

 

今回のお話も、出版されている本で得た知識と、私が細胞に働きかける健康食品ブランドを作る過程で得た知識や知見に基づいて、お話をさせて頂きました。

 

実際のエビデンスや、研究の成果に基づいてお話はしておりますが、データの捉え方や活用方法は研究者の中でも人それぞれ異なります。

 

ご自身の中で、参考にしたいところだけを切り取って頂ければ良いと思います。

 

<今回紹介した本>

眠れなくなるほど面白い 図解 免疫力の話

石原 新菜 (監修)

https://www.amazon.co.jp/dp/4537218304/ref=cm_sw_r_tw_dp_GPPCHAZ8V734RK4MW85D

 

<ブログ執筆者の中尾が開発責任者 兼 オーナーを務める健康食品ブランドBE&NI(ベニ)>

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<今、注目を集める天然アミノ酸5-ALAについての記事も書いております>

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<今回の記事の音声バージョン>

美容と免疫とバイオの話 第8回 「自宅ですぐできる免疫力アップの方法5選(後編)」: 美容と免疫とバイオの話